脳卒中片麻痺患者における体幹部回旋運動が歩行動作に及ぼす影響
谷内幸喜、河﨑由美子、河﨑政治、杉村雅人、木原幸太
下肢装具なしにて15m以上の独歩可能な脳卒中片麻痺を呈する患者を対象とし、体幹部回旋運動前後において歩行動作に及ぼす影響について分析し、麻痺側swing動作の向上とともに、骨盤前傾を伴う前方移動能力向上を引き起こしていることを確認した。本研究から、脳卒中片麻痺患者に対する体幹部回旋運動は、運動量戦略による姿勢制御を伴ったswing動作に繋がっている可能性が示唆された。
城西国際大学紀要2018,26(3):19-36.