経皮的電気刺激(TENS)の周波数の違いによる生体反応の違いを,痛覚閾値,圧痛閾値,軟部組織硬度を指標とし検討した。施行条件は,①10Hz(LF群),②100Hz(HF群),③コントロール(C群)の3条件とし比較した。結果,TENS刺激中の痛覚閾値はC群に比べLF群,HF群ともに上昇し,圧痛閾値はHF群のみ上昇した。HF群では反対側の痛覚閾値の上昇が認められた。TENSは,痛覚閾値や圧痛閾値に効果的であり,特に圧痛閾値に対しては100Hz刺激がより有効であることを報告した。
共同研究につき本人担当部分抽出不可能