第一子出産後に発症した慢性骨盤痛に対し超音波画像を用いて骨盤底リハビリテーションを実施した一症例
第7回日本運動器理学療法学会学術大会 (岡山県岡山市)
49歳女性.X−6年6月に経膣分娩にて第一子を出産後,骨盤痛を発症した.主訴は下腹部痛と膣奥〜殿部内部の痛みであった.長期経過と症状の特徴から,中枢性感作と骨盤底部への持続的負荷が加わることで,症状を慢性化させていると推論した.上記推論に基づき,疼痛マネージメントと超音波画像による視覚的フィードバックを用いたPFMダウントレーニングを進めた.結果,骨盤周囲の疼痛軽減を認め,骨盤底機能も向上した.共同研究につき本人担当部分抽出不可能