超音波照射が筋組織内血液循環と酸素動態に与える影響について近赤外線分光法を用いて検討した.施行条件は,同一被験者に対し(1)超音波照射あり(US群),(2)超音波照射なし群(placebo群),(3)安静(control群)の3条件を行い比較検討した.結果,US群がplacebo群およびcontrol群に比べ照射後20分間において酸素化ヘモグロビンと総ヘモグロビンが増加した.超音波療法は,照射後20分間において筋組織内血液循環および酸素動態を増加させる持続効果があることを報告した.
研究計画立案,データ収集,データ解析,統計解析,論文執筆