脊椎椎体骨折受傷患者1症例における身体機能およびJOABPEQの1年間の経時的変化
椎体骨折受傷後患者1症例の身体機能とJOABPEQの1年間の経時的変化を検討した.結果,腰痛や動作時痛は初期評価と比較して受傷1~3ヶ月後は低値を示し,4ヶ月後で再び高値を示したものの,5~7ヶ月後から軽減傾向にあった.JOABPEQの腰椎機能障害は7ヶ月,その他は5ヶ月時点の点数が1年後の点数に近似していた.社会生活障害,心理的障害のスコアは,1年後まで増減を繰り返しつつも改善した.身体機能の回復においても同様の傾向を認めた.共同研究につき本人担当部分抽出不可能
The Journal of Clinical Physical Therapy Vol.22, PP.53~59.