精神疾患の親をもつ子ども(以下、子ども)たちの経験
親の精神症状による無関心・不安・恐怖などさまざまな困難を抱えながら誰にも相談できず孤立している。2008年、子どもの体験本の出版により、子どもたちへの関心が高まった。2015年~成人した子どもたちが『精神疾患の親をもつ子どもの会』を設立し仲間への支援を開始した。大人になってからも続く『生きづらさ』の先行研究では子どもの困難に焦点があてられ子どもたちが困難を乗り越える経験は未だ明らかにされていない。精神疾患の親をもち、成人した子どもたちの語りから、子どもたちが困難をどのように乗り越えてきたのか、さらに、その経験が子どもたちの人生にどのように影響していているのかを明らかにし、子どもたちへの支援に関する示唆を得た。
研究計画書・研究説明書、リクルート活動、データの収集・分析・解釈