南米「棄民」政策の実像
戦前・戦後の南米移民について、その歴史と移民政策の推進者たちの意図、思想、活動、構想をそれぞれの時期における国内事情と国際関係に照らして分析することを通じて、南米移民政策は為政者が国内の治安維持と日本の海外進出に利用した「統治のための装置」だったと論じる。
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