革新主義からリベラリズムへ セオドア・ローズヴェルトと『ニューリパブリック』
アメリカ学会第53回(2019年度)年次大会
革新主義からリベラリズムの移行過程を、1912年および1916年大統領選挙におけるセオドア・ローズヴェルトと『ニュー・リパブリック』誌の編集陣との関係を通じて概観した。革新主義は大企業と労働者との分裂を回避するために中道政治を模索したが、これに対し、リベラリズムは革新主義が掲げた改革を前進させるため、より広く保守と革新の分裂を回避するために中道政治を模索したものであることを論証した。