認知症高齢者グループホームにおける第三者評価の結果をサービスの質改善に結び付けて 視覚的手がかりによる利用者意向の把握
立正大学社会福祉学会第10回大会(口頭発表)
認知症高齢者における利用者調査の回答可能性と調査手法の課題を明らかとするため,写真やジェスチャー等の視覚的手掛かりを用いたヒアリング調査を実施した.その結果,認知症高齢者から利用者調査の質問に対する反応を得た.視覚的手掛かりを用いた手法は,意向把握において有効であることが示唆された.認知症が中等度以上の場合は,質問内容の理解の困難さが伺えられた.課題としては,対象者選定や手法の工夫が挙げられた.