動画教材を用いた周産期メンタルヘルスの知識と心理支援技術に関する教育を実施し、受講者の共感的コミュニケーション能力に及ぼす効果を検証した。115名の助産師等を対象に、ランダム化比較試験を実施。介入群は周産期メンタルヘルスに関するアセスメント知識と心理支援技術に関する動画教育を受講、対照群は同アセスメント知識に関する動画教育のみを受講。共感性コミュニケーション能力(技術・知識)をアウトカムとし、介入前後に本研究用に作成した臨床場面の動画を用いEmpathic Understanding in Interpersonal Processes (以下 EUIP)(Carkhuff,1969)により評価した。介入群では、共感性コミュニケーションの知識と技術が上昇し、動画教材を使用した心理支援教育には効果があると示唆された。
示説.
共同発表者:篠原枝里子、大橋優紀子、羽田彩子、臼井由利子.