維持期における下肢装具に関する職種間連携の重要性─維持期脳卒中患者に対する下肢装具実態調― Importance of interdisciplinary coordination for AFO in the maintenance phase-Field study for community-dwelling stroke survivors-
維持期脳卒中患者の装具使用状況,装具に関する認識を把握することを目的に,維持期脳卒中患者を対象として実態調査を行った.本調査によって,維持期脳卒中患者は,耐用年数を超えた装具を着用している可能性があり,かつ耐用年数を知らずに在宅生活を継続している実態が明らかとなった.さらに,維持期脳卒中患者にとって,療法士が相談者として重要な存在となっており,義肢装具士と療法士,医師の職種間の連携が必要不可欠であると考えられた.
POアカデミージャーナル 24(1),pp.30-35