Current Chronic Pain Management Programs in Japan
慢性腰痛患者に対して,ストレスが主要な源であると考え,多職種で多面的アプローチを試みた.介入により,外来診察初日は車いす移動であったのが,最終的に1時間もの間歩くことができるようになり,患者の症状が顕著に改善した.脳SPECT所見においても,初診時に比べて頭頂葉(感覚野)では血流増加傾向が認められた.我々のプログラムは,患者の認識の歪みを修正し,身体的,環境の調整など多面的に行ったことで,脳機能異常の改善に関与できたと考えている.
Phys Med Rehabil Int. 3(4): 1091