軽度脳卒中患者における退院後の血圧計測習慣と身体活動量(歩数)について調査を行った.対象者は軽度脳卒中で入院した10名で,対象者に対して脳卒中再発予防のための退院支援が提供された.また,退院後12ヶ月間に渡り専用の活動量計を用いて活動の経過と血圧計測の習慣のモニタリングを行った. 退院後12ヶ月後において,対象者全てにおいて血圧計測の習慣が定着した.活動量計による計測においても,退院時活動量(歩数)と比較して対象者の75%において活動量の増加が見られた.軽症脳卒中患者の再発予防対して,退院支援と退院後のモニタリングの必要性が示唆された.