痛覚検査に用いるモノフィラメントテストの徒手操作に関する動作計測
従来,モノフィラメントテストでは,フィラメントの皮膚接触時の押し付け力が均一になることから,接触機能(末梢神経障害)の定量的把握が可能であるといわれている.一方で,実施者の手技によって,評価者にばらつきがあるなどの問題も指摘されている.そこで,実施者間での比較を行い,現状の検査法の精度(ばらつき)などを評価した.対象は健常者10名のモノフィラメント押し付け時の最大押付力(発生力)を計測した.結果から,被検者間でものフィラメントの徒手操作の操作速度の違いや押付力のばらつきがあることが示された.
JSME Symposium:Sports and Human Dynamics 2014論文集,No.14-40