高齢者の側方ステッピング反応における身体動揺特性と筋力の関係
第26回バイオメカニズム学術講演会
高齢者のステップ反応について、身体各部の動揺特性と筋力との関連について検討した。対象は高齢者9名、若年者11名。フォースプレートからステップ反応を4期に区分した。身体各部に小型加速度計を貼り付け、動揺の特性を計測した、さらにHand Held Dynamometerを用いて12の抗重力筋力を計測した。高齢者の結果は片脚立位期において第2仙椎部の動揺が大きくなること、立ち直り機能が低下することが確認された。さらに側方動揺時に股関節外転筋による制御能力が低下していることが示唆された。