体幹動揺量と筋力の関係からみた高齢者の後方ステップ反応特性
第44回日本理学療法学術大会
地域在住高齢者を対象に、後方へのステッピング反応時の体幹(第7頚椎、第2仙椎)の動揺量と下肢筋力の関係について、検討した。床反力計から得られた、鉛直方向床反力値と加速度計による、後方ステップ動作における片脚立位期と着地期を同定し、その区間における足圧中心動揺速度と下肢筋力を重回帰分析により解析した。結果、体幹の動揺量の有意な説明変数として、膝屈筋群と股外転筋群が検出された。