身体重心と足圧中心の位置関係からみた高齢者のステッピング反応特性
第48回日本理学療法学術大会
本研究では、身体重心と足圧中心との位置関係から、着地後にステップの出現を要する高齢者の後方ステッピング反応の特性を明らかにした。結果、後方へのステップ着地時に身体重心に対してステップ足をより後方へ着地することで、安定性を得ることが示された。後方向へのステッピング反応では、後・下方向への加速度が生じるため、床反力作用点としての圧中心がより後方へ位置することの重要性が示された。