下肢関節間協調にあらわれる立位制御の加齢変化
第26回日本基礎理学療法学会学術大会
本研究では、健常な若年者および高齢者各16名を対象とし、床反力計および三次元動作解析装置を用いて、立位中の床反力・身体部位マーカの時系列データを解析した。身体重心および足関節角加速度は、年齢および姿勢で主効果が認められ、高齢群で若年群よりも有意に高値を認めた。関節角速度に作用する関節トルク由来成分の協調は、股関節では高齢群が若年群より有意に高く、足関節では両群間に有意な差は認めなかった。