呼吸リハビリテーション勉強会に参加した医療スタッフ78名(理学療法士55名、看護師14名、作業療法士4名、言語聴覚士1名、職種不明4名)を対象とした。正常音である肺胞呼吸音と気管呼吸音についての正答率は高かったが、これらの音の鑑別ができない参加者もみられた。正常音の鑑別は肺胞呼吸音が気管支呼吸音に近づく気管支呼吸音化を察知するために必要であり、まずは正常音についての理解の徹底が必要であると思われた。また異常音については全体的に正答率が低く、とくに粗い断続性ラ音と細かい断続性ラ音を混同している者が多かった。