手浴による自律神経系および中枢神経系への影響-交感神経優位群と副交感神経優位群との比較から検討-
日本看護学会学術集会 (於 福岡)
手浴の自律神経系への影響を明らかにすることを目的とし健常成人に対し手浴を行った。その結果、手浴は一定以上交感神経系が高い対象者に対しては交感神経系を低下させて副交感神経系を亢進させる効果があること、同様に一定以上交感神経系が低い対象者に対しては、交感神経系を亢進させて副交感神経系を低下させる。これらの結果より手浴は自律神経系のバランスを調整する可能性を示している。