平成27~29年度の東金市の特定健診受診者40~74歳の4,115人を対象に標準12誘導心電図検査を追加実施し、現状把握と要医療・要精密検査となる受診者が詳細健診の対象となるか否か、以前の第二期と第三期の判定基準の比較した。要医療・要精密検査の対象となった受診者は全体の3.5%、そのうち第三期特定健診詳細心電図検査の基準該当者は要医療・要精密検査の58.2%であった。第三期詳細健診基準では検査該当者数がこれまでの基準の4倍以上に増加した一方、要医療・要精密検査者のおよそ4割は現在の基準でも対象とならないことから、今後も判定基準の検討は必要であると考える。