「黄禍」と新日本──「黄禍」思想への対応
「黄禍」思想に対する日本の知識人・政治家の対応を明らかにした。また、それらの対応を、中国の知識人の対応と比較し、対応の相違の理由を日中の文化・歴史的相違から明らかにした。日本においては主に侮蔑として受けとめられた「黄禍」論は、中国においては、その中国に対する過大評価故に、ナショナリズムを刺激する傾向があったことを検証した。PP.33~56
学校法人城西大学『国際文化研究所紀要』第4号