1914年、青島の戦いと日英独関係 第一次世界大戦と日本・日本人 第3回 ドイツにおける反応とその後の展開:ドイツ皇帝の怒り、諷刺画に見る対日憎悪、その後の日英独関係
早稲田大学エクステンションセンター中野校
早稲田大学オープンカレッジ
ドイツ皇帝ヴィルヘルム二世は、攻囲戦の前に青島の死守を命じ、その陥落に激怒したと言われる。また戦いに当たって、ドイツの諷刺画では対日憎悪が噴出した。この回では、このようなドイツにおける反応やこの戦いについての評価を吟味する。また、手に入れた山東省を、パリ講和会議を経て、日本が中国に返還するに至った過程にも触れながら、日英独などのその後の関係について概括する。