首都近郊という空間価値 −英国の事例−
本研究では、これまで日本政府が観光立国の一つの要として推し進めてきたインバウンド観光を俯瞰した上で、昨今注目を浴びつつある近距離型観光の視点に立ち、英国を事例に首都近郊における観光地の潜在価値について考察する。本稿においては、イギリス南西部のコッツウォルズCotswolds)地域を事例に、歴史・文化、自然・景観等の豊かな資源を保護しつつも新たな価値を加え、観光資源として再活用している様子を紹介する。
城西国際大学紀要
第29巻
第6号