中間エネルギー領域における重陽子弾性散乱の解析
亀山浩文, 八尋正信
日本物理学会, 第42回年会
日本物理学会
名古屋工業大学
入射粒子の運動エネルギーが一核子あたり100MeV以上の重陽子弾性散乱の実験データを低エネルギーで有効であった畳み込み模型ポテンシャルの方法で統一的に理解できることを示した。このエネルギー領域においても、重陽子の仮想分解過程の効果が予想に反して大きな効果を持つことを報告し、その微分断面積に対する影響のエネルギー依存性を理論的に説明した。