組み替えチャネル結合変分法による少数核子束縛系の研究
三核子系の束縛エネルギーは、現実的二体の核力のみでは説明できず、三体力の効果が重要であることが指摘されている。組み替えチャネル結合法により、従来の方法では不可能であったkeVオーダーまで信頼しうる束縛エネルギーを得た。物理量の収束性について、Faddeev法と比較、議論した。得られた波動関数は、その動径部分がガウス関数の重ね合わせで表現されており、広い分野で容易に応用することができる。Vol.81, No.4, ppD52-D55
素粒子論研究, 素粒子論グループ 素粒子論研究編集部