Coupled-Rearrangement-Channel Three-Body Calculation of the Ground and Dipole States of 11Li
中性子過剰核は、新たな原子核の存在様式を示すものとして、また自然界の元素合成機構解明の観点から注目を集めている。代表的例として11Li核を取り上げ、これをn+n+9Liの三体系とみなし、組み替えチャネル結合法を適用して解析を行った。芯核9Liと活性中性子との間のPauli原理は直交条件模型により考慮する。束縛エネルギー不足の問題を議論し、ソフトE1巨大共鳴が存在する可能性を理論的に示唆した。pp203-210
Proceedings of International Symposium on Structure and Reactions of Unstable Nuclei (World Scientific, ISBN981-02-0769-7)