Folding Model for Intermediate-Energy Deuteron Scattering
1核子当りの入射エネルギーが数百MeV領域での陽子-核及び重陽子-核弾性散乱の解析を行った。Dirac現象論と通常のSchroedinger方程式に基づく解析によって決定される核子-核間光学ポテンシャルには大きな任意性があることを示した。更に、これを入力とするfolding模型による重陽子-核弾性散乱の解析の結果、核子-核間光学ポテンシャルが強く制限されることを明らかにし、その物理的背景を議論した。Vol.55, pp322-326
Journal of Physical Society of Japan, Supplement