本学は平成24年に、被害が甚大な場合に開設する避難収容所として東金市と協定を結んでいる。少子高齢化および医療偏在が顕著な本学設置周辺の地域において、災害時における本学の避難所としての期待は大きい。しかし、母子支援に特化した備蓄や支援については皆無に等しい。 そこで、本研究では、①「災害時における母子支援」の留意点 ②本学が「災害時における母子支援」を実施することに関する関係者の意見 ③「災害時における母子支援」に関する学生の認識 について明らかにすること、また、教材および非常事態のために「災害時の母子支援」に役立つ備品を準備することを目的とした。本研究による成果は、「災害時における母子支援」に関する本学の役割を明確にするための基礎資料になると考える。