大腸菌30Sリボソームの亜粒子のin vitroの再構成に対するスペルミジン(SPD)の影響を検討した。SPDは、2つの隣接するアデニン上のメチル基を欠く16S rRNAからの30S粒子の部分および完全再構成を強く促進した。この時、SPDにより23S core粒子へのリボソーム蛋白質S1とS9のアセンブリーが促進された。また、再構成の最適のMg2+濃度は3mM SPDがある状態で20mMから16mMまで減少した。枯草菌30S亜粒子の再構成も、SPDにより同様に促進された。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)