生体内で代謝分解を受けにくいメチル化エリスロマイシン(TE-031)の蛋白質合成阻害機構について従来のエリスロマイシンA(EM)と比較検討した。菌の増殖阻害作用は、E. coli Q13、B. subtilis 168に対しては両剤で差がなく、B. megaterium lFM2235、B. subtilis ATCC6633に対してはTE-031の方が強かった。in vitro蛋白合成阻害作用は、すべての菌から調製した系で差がなかった。リボソームに対する結合能は両剤で差はなく、 互いに拮抗がみられた。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)