脊椎動物5'-terminal oligopyrimidine (TOP)を持つmRNAs は一律的に転写後調節を受けており、 TOPへ特異的タンパク因子が結合するとTOP mRNAs の翻訳開始が抑制されると考えられている。我々は以前、TOP mRNAの一つである、リボソームタンパク質L32のTOP調節配列に結合する、47 kDa と43 kDa の 因子を分離精製し、内部アミノ酸配列より、2x RBD-Gly family のAUF1と同定した。今回は、誘導の機構を明らかにする目的で、AUF1タンパク質の細胞内挙動に対するラパマイシンの影響を検討した。
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