14員環マクロライド抗生物質が核質タンパク性因子の細胞内動態に及ぼす影響
第18回マクロライド新作用研究会(北里大学白金キャンパス薬学部コンベンションホール)
14員環マクロライドのスプライシング関連因子の核内変動の機序を明らかにする目的で、CAM添加の有無で72時間培養したA549細胞のmiRNAの発現、および核質中のタンパク質発現を比較検討した。CAM処理により数種の核質中タンパク質に発現量の増減が観察された。また1種のmiRNAの発現が有意に増加し、15種が半減した。以上のことより、CAMによりmRNAsの安定性が変化している可能性が考えられる。