講演・口頭発表等[R]

基本情報

氏名 懸川 友人
氏名(カナ) カケガワ トモヒト
氏名(英語) Kakegawa Tomohito
所属 薬学部 医療薬学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

Alpinia属植物由来フラボノイド類と抗炎症効果 

講演者

 

会議名

第29回 日本香辛料研究会  学術講演会

発表年月日

2014/10/25

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

 

招待の有無

 

記述言語

 

国名

 

会議区分

 

国際共著

 

会議種別

 

主催者

 

開催地

 

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概要

【目的】我々は多くの薬用・食用植物から,抗炎症成分を探索し報告している1).また,薬用・香辛料として用いられているAlpinia属植物について研究を進めている.今回,香辛料として利用されている良姜(Alpinia officinarum)と伊豆宿砂(Alpinia japonica)のメタノール抽出エキスが,抗炎症効果を示したことから,活性物質の探索を行い,良姜から2種のフラボノイド,伊豆縮砂から4種のフラボノイドを単離した.これら成分について,発癌プロモーターである12-O-tetradecanoylphorbol-13-acetate (TPA)が誘発する炎症に対する抑制効果を検討した.
【方法】メタノール抽出エキスから成分の単離には,Sephadex LH-20,Silica gel 60,ODS等を用い,7種のフラボノイドを単離し,各種機器分析装置を用いてその化学構造を決定した.
TPAが誘発する炎症に対する抑制効果は, TPA (1 nM)のアセトン溶液をマウスの右耳殻に塗布し,最高腫脹時である6時間後に右耳殻をポケット・シィックネス・ケージで測定した.検体は,TPA塗布の30分前に同一部位に塗布した.抑制率は,塗布前の耳殻の厚さと,腫脹時の厚さの差から算出した.
 【結果・考察】
メタノール抽出エキス中の抑制物質は各種クロマトグラフィーにより,良姜からフラボノイド(1・2・5・6・7)を,伊豆縮砂からフラボノイド(3・4)を単離・同定した. TPAが誘発する炎症に対する抑制効果を検討したところ,alpinone (3)は抑制効果を示さず,そのacetate (4)は強い抑制効果を認めた.5・6は,天然から初めて確認された.
共同研究につき本人担当分の抽出不可能

主要業績フラグ