講演・口頭発表等[R]

基本情報

氏名 懸川 友人
氏名(カナ) カケガワ トモヒト
氏名(英語) Kakegawa Tomohito
所属 薬学部 医療薬学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

合成カンナビノイドがTHP-1誘導マクロファージ細胞の翻訳調節因子に及ぼす影響 

講演者

 

会議名

日本薬学会139年会(幕張)

発表年月日

2019/03/23

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

 

招待の有無

 

記述言語

 

国名

 

会議区分

 

国際共著

 

会議種別

 

主催者

 

開催地

 

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概要

【目的】合成カンナビノイド(CBs)は抗腫瘍作用など様々な生物活性を有するが、その作用機構の詳細は不明な点が多い。本研究では、CBsにより調節を受けるmiRNAsとその標的遺伝子の発現を解析し、更にその周辺遺伝子の細胞内動体を免疫学的解析により検討することで、CBsの作用機構を考察する。
【方法および結果】THP-1細胞をマクロファージへ誘導(THP-M)し、CBs(JWH-018、JWH-122、JWH-220)の有無によりDMEM培地中で2時間培養した。細胞から3個以上のリボソームが結合したpolysomal mRNAsを調製し、DNAマイクロアレイにより遺伝子を網羅的に解析したところ、JWH-018の曝露によりmiR1224およびmiR4266のリボソームローディングが増加していた。両miRNAsの潜在的標的遺伝子のmRNAsをRT-RT-PCRにより解析したところ、La-related protein 1(LARP1)の発現が正の調節を受けていた。次いでLARP1および関連する遺伝子について、免疫細胞学的解析を行ったところ、CBsの曝露によりLa protein、p70 S6 kinaseおよびmTORの増加が観察されたが、LARP1P1の蛍光強度変化はJWH-018の曝露時にのみ観察された。
【考察】CBのJWH-018はTHP-M において、mTORC1を介したシグナル伝達に関わる遺伝子を正に調節する可能性が考えられる。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)

主要業績フラグ