講演・口頭発表等[R]

基本情報

氏名 懸川 友人
氏名(カナ) カケガワ トモヒト
氏名(英語) Kakegawa Tomohito
所属 薬学部 医療薬学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

「サンブスギ」におけるFomitiporia torreyae感染の抵抗性と二次代謝物の関係性についての検討 

講演者

 

会議名

日本薬学会第140回年会(京都)

発表年月日

2020/03/28

開催年月日(From)

 

開催年月日(To)

 

招待の有無

 

記述言語

 

国名

 

会議区分

 

国際共著

 

会議種別

 

主催者

 

開催地

 

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形式

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概要

【目的】挿し木で植え継がれてきた「サンブスギ」は雄花をほとんど着けず、花粉飛散減少への貢献が期待されるが、近年、非赤枯性溝腐病(病原菌チャアナタケモドキ)の蔓延により、現在新規の植林は停止している。本研究では、「サンブスギ」の有用な特質を保持し、かつチャアナタケモドキに対する抵抗性が高いスギを得る品種交配の指標を得る目的で、チャアナタケモドキへの抵抗性と杉の揮発性二次代謝物との関連性を検討した。
【方法および結果】①チャアナタケモドキへの抵抗力の異なる6種の杉について春、夏、秋期に、また②チャアナタケモドキの蔓延以前に植林され、多様な遺伝的形質と罹病歴をもつ、樹高24.5~41.3mの杉20本について8月に、それぞれ枝葉を採取し、そのジエチルエーテル抽出物中の成分をガスクロマトグラフ質量分析計により解析した。
【結果】①「サンブスギ」を含むチャアナタケモドキへの抵抗性が低い杉はそれ以外の杉と比べて、秋から春にかけてセスキテルペン領域の化合物の含有量が低下していた。②樹高24.5~41.3mの杉20本中でチャアナタケモドキへの罹病が見られた2本は、他の18本に比べセスキテルペン領域の化合物の含有量が減少していた。
【考察】セスキテルペン領域の化合物とチャアナタケモドキ抵抗性の関係性について、より詳細に検討することが重要である。

発案、データ収集および発表原稿作成

主要業績フラグ