Clarithromycinおよびその代謝物質の、ラットシトクロムP-450発現に対する作用を検討した。結果、P-450 2C11量の48-75%減少および3A1量の100-600%の増加が観察された。decladinosyl clarithromycinではなくClarithromycinおよびN-demethyl clarithromycinは、生体内のチトクロムP-450を誘導した。ClarithromycinおよびそのNが修飾された代謝物は3A1を誘導し、in vivoの系でのチトクロムP-450を含む代謝複合体を形成することができた。Decladinosyl clarithromycinは、生体内のチトクロムP-450を含む代謝複合体を形成しなかった。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)