マウスリボソーム蛋白質L32 mRNAの翻訳調節部位と特異的結合因子
日本薬学会第113年会 (大阪)
細胞の増殖刺激時において、動物細胞のリボソーム蛋白質は、翻訳段階で制御されている。この翻訳制御に必要なmRNA上の部位を明らかにするために実験を行った。マウスリポソーム蛋白質mRNAの翻訳制御にはその5'非翻訳領域に存在するポリピリミジン配列が必要であることが示された。またこの配列に特異的に結合する蛋白質因子が細胞抽出液に見いだされた事から、リポソーム蛋白質の翻訳における抑制因子を介する機構が示唆された。 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)