合成ホモポリマー核酸との競合反応を利用した配列特異的RNA結合タンパク質の精製法
第70回日本生化学会大会(東京)
翻訳やmRNA代謝の調節機構を明らかにする上で、RNA結合因子を分離精製することは欠かせない。従来の核酸アフィニティーカラムに比べ、少量の特異RNAでその結合因子の精製を可能にする手法を確立した。特異的結合が飽和する量のRNAをタンパク質試料に添加し、結合により負に荷電した因子をDEAE-celluloseに回収することでタンパク質が著しく精製されることが示された。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)