CYP2D6のN末端アミノ酸配列修飾の薬物酸化活性に及ぼす影響-大腸菌発現CYP2D6とSF9細胞発現CYP2D6の比較-
第12回日本薬物動態学会年会(名古屋)
CYP2D6をリコンビナント酵素として大腸菌に大量発現させるために行う、N末端アミノ酸配列修飾の薬物酸化活性に及ぼす影響を調べた。SF9細胞発現CYP2D6はヒト肝と同様R体propranololに立体選択性を示したが、DB5ではヒト肝とは逆に、S体に立体選択性が示された。以上の結果よりCYP2D6によるpropranolol代謝の立体選択性にN末端アミノ酸配列が関与する可能性が示唆された。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)