生体防御物質, 血清胸腺因子・FTSノナペプチドの作用機構解析のための生化学的研究
第60回日本血液学会総会(大阪)
胸腺細胞の増殖・分化を誘導する因子FTSが、生体内の酸化ストレス系を抑制する生体防御物質であることを我々は報告してきた。ラット及びウシ胸腺の抽出物を硫安沈殿、ゲル濾過など常法の分画操作で処理し、次いでSDSゲル電気泳動後、ウエスタンブロットを行い、FTSで免疫したウサギ抗体により免疫染色したところ、一本のバンドを得た。この蛋白質を量的に集め、断片ペプチドのアミノ酸配列を決定中である。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)