TOP mRNAsの翻訳は他のmRNAに先立ち、TOP結合因子を介してラパマイシン(RPM)により抑制される可能性が高い。そこでin vitro再構成系タンパク合成系でRPMの影響を調べた。subpolysome或いはpolysomeをS-100と再構成しタンパク合成を行ったところ、subpolysomeはRPM処理、polysomeはRPM非処理の合成効率が高かった。また、RPM処理のsubpolysome画分にはnuclease耐性のmRNAが認められた。以上のことは、RPMはmRNA ribonucleo –protein complexが翻訳装置へ導入される段階を阻害する可能性を示唆している。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)