ラット顎下腺中のポリアミン結合蛋白質の部分精製
日本薬学会第106年会(千葉)
顎下腺におけるアンドロジェンとポリアミンの相互関係を更に研究する為に、ラット顎下腺からポリアミン結合蛋白質の精製した。部分精製したポリアミン結合蛋白質のスペルミンとの結合力は、比活性にしてBSAの約20倍、大腸菌リボソーム亜粒子の約5倍であった。また、本蛋白質と[14C]スペルミンとの結合に対する種々のポリアミン類およびジアミン類の競合的阻害効果は、スペルミン>スペルミジン>カダベリン=プトレッシン>1,10-ジアミノデカン>MGBGの順であった。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)