大腸菌外膜タンパク質ポーリンのpH適応における役割
第75回日本生化学会大会(京都)
外膜タンパク質OmpF並びにOmpC三量体は、拡散によって、親水性で低分子の物質が透過できる穴(ポーリン)を形成している。そこで、pH8以上のアルカリ性で高浸透圧、酸性で低浸透圧における、OmpC、OmpFタンパク質の重要性について検討した。酸性で低浸透圧、アルカリ性で高浸透圧の条件ではOmpF、OmpC両タンパク質の少なくとも一方の存在が生育に必要であることがわかった。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)