免疫抑制剤rapamycinの顎下腺に特異的なタンパク合成促進作用
免疫抑制剤rapamycinはTOP mRNAの翻訳を特異的に抑制することが知られている。その感受性は細胞の種類によって大きく異なる。本論文では、ラットの顎下腺周辺組織の翻訳状態をrapamycinの投与の有無で解析し、唾液腺周辺では顎下リンパ節のみのTOP mRNAの翻訳がrapamaycinに感受性であること、またrapamycinとFK506の併用は唾液腺のタンパク合成系の脱制御を起こすことを明らかにした。vol.39 pp49~53 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)
日本唾液腺学会誌