ポリアミンの欠乏状態で培養した、大腸菌の2種のポリアミン要求性突然変異体から得られた、30Sリボソームサブユニットのポリペプチド合成活性が減少していた理由を明らかにした。ディスクゲルおよびスラブゲル電気泳動によって、30Sサブユニットの蛋白質の総和および各分離した蛋白質量を分析した。30SサブユニットのS1蛋白質の減少により、ポリアミン欠乏状態で培養した大腸菌ポリアミン要求性突然変異体のポリペプチド合成能が、減少した原因と結論づけた。
vol.114 pp127~131 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)