免疫細胞が酸性条件の下で成長する能力をテストするために、ヒトTリンパ系Jurkat細胞をpH 6.3の培地で培養した。抗phosphotyrosine抗体(4G10)を使用したWestern blot分析により、蛋白質リン酸化が外部のpHによって影響を受けることが示された。酸性培地中で、 66kDa蛋白質のリン酸化が劇的に増加した一方、 34kDaの蛋白質のリン酸化量は減少した。これらの結果より、Jurkat細胞が酸性環境下で異なる情報伝達経路を使用することが示唆された。
vol.82 pp155~158 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)