14員環マクロライド系抗生物質は、宿主に対して炎症反応を始めとする広範な生物反応、情報伝達系や様々な細胞に影響を及ぼすことが知られている。その細胞内標的を解明する上で、14員環マクロライドが標的に達したレベルを反映するバイオマーカーは有用である。以前、投与したCAM が核へ移行し、核酸結合タンパク質の細胞内動態が変化したこと(第12回研究会報告)から、それらのタンパク質がマクロライド新作用のマーカーとして有用か否かを、Western Blot法により検討した。
Vol. 63 Suppl. A pp42~46(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)