ポリアミン枯渇状態で培養した、ポリアミン要求性大腸菌突然変異体の、補填的ポリアミン量を分析した。Aminopropylcadaverine (APC:補填的ポリアミン)はMA135およびDR112で合成されたが、EWH319およびMA261では合成されなかった。ポリアミン枯渇状態で培養したMA135、DR112、MA261、及びEWH319の二倍増殖時間の平均は、それぞれ113、105、260および318分だった。APCとspermidineの総和値の一定性は、APCが正常なポリアミン量を補填する存在で、細胞成長にとって重要であることを示唆した。
vol.166 pp123~134 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)