大腸菌リボソーム上ポリアミンの結合部位を決定するために、二価性試薬によってポリアミン(SP)と架橋されたリボソームの蛋白質を分析した。1,5-difluoro-2,4-dinitro
benzeneを架橋試薬として使用したとき、SPはS3、S8、S9、L1、L2、L3、L5、L6、L13、L18、L24及びL27蛋白質に結合した。Dimethyl- suberimidateを使用した時、SPは、S1、S3、S4、S5、S7、S8、S9、S15、L1、L2、L3、L6、L18及びL24蛋白質に結合した。上記の架橋蛋白質に加えて、スペルミジンは、dimethylsuberimidateで架橋した時、S2、S14、S20、L4、L5、L9、L13及びL16蛋白質に結合した。リボソーム上のポリアミン結合部位とポリアミンの機能の関係を考察した。
vol.251 pp413~420(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)